なんでも日経記事|女性FP田中香津奈が日本経済新聞の記事をピックアップ
ファイナンシャルプランナーの田中香津奈が日本経済新聞からピックアップした記事です。
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< 2006年8月22日(火) | メイン | 2006年8月24日(木) > 2006年8月23日(水)●伊藤京大名誉教授 初代ガウス賞受賞 「ガウス賞」とは、研究の成果が応用されて産業の発展や社会生活の改善に大いに貢献した数学者を表彰する国際的な賞で、選考は今回が初で、年齢制限がなく、賞金は1万ユーロ(約150万円)となっています。伊藤氏(現在90歳)の功績は、1942年に、偶然が左右する不規則な現象を分析する「確率微分方程式」を考案。当初は自然や社会現象を説明する物理学や生物学に応用されましたが、1980年代以降は金融工学分野で注目されました。金融派生商品(デリバティブ)の価格形式には、株価や為替の変動予測が欠かせず、伊藤公式が予測を可能としました。例えば、1年後にある価格で株を購入する権利を与える「ストックオプション」の価格は、1年後に株がいくらになるか、予測できないと決められません。しかし、伊藤公式を応用することで、過去の株価変動などから確率的に株価を導け、オプション価格などを決めることができました。この価格予測の手法は、現在では資産運用などにも広く利用されています。経済危機などで相場がで歴史的な急落を演じるような場面には適用できませんが、物理学や生物学の領域から、金融工学分野につながるということはこの実績のスケールさを感じます。国際的な賞を日本の数学者が受賞することによって、難しいイメージの金融派生商品(デリバティブ)が身近に感じられるようになるきっかけになりそうですね。 |
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